本日16時に経常収支発表です。そこまでのビッグイベントではありませんが、数字は悪そうですね。

先日からトルコ政府もさすがにまずいと思ったのか、重い腰をちょっとあげて、リラ防衛策を講じています。ここまでの通貨安はまずい・・・・との認識自体はあるようです。

しかしながら、その防衛策・手段が市場が求めるものと真逆という・・・・

市場はとにかくインフラ抑制と通貨の安定のために中銀が利上げ(しかもそれなりの幅)の要求を突き付けているわけですが、当の大統領は「利下げ」こそが通貨安を止めると信じているようです。

金利が高いことこそがむしろ原因であり、諸悪の根源である、と。

これは経済知識が不足しているのか、それとも極端な天邪鬼なのかわかりませんが、とにかく市場の要求とは真逆なわけで、明らかな下げトレンドの中では致命的な状況です。

20円はともかく、25円は確実に割れそうな地合いになってきましたね。もし本当に利下げしようものなら、ロスカットを巻き込んで大きく下げて20円割れが現実味を帯びてきそうです。

しかし、市場からのメッセージがわかりやすいですね(笑)。市場の要求を呑むまで売り浴びせさせられそうです。私も25円割ったら売りでちょっと入ろうと思っています。当局の対応次第で急騰の可能性もあり得るので、26円にはストップを置いておくことは必須でしょう。

ま、トルコリラはしばらく遠くから薄目で眺めるとして、豪ドルはいい感じで伸びてきましたね。

もうひと伸びして83円台まで行くと決済分のトラリピが複数発動して行ってくれるんですけどね。引き続き豪ドルは81円〜84円で間あけながら、小ロットで仕掛けていきたいと思います。